「川崎市民っす!」さんからの投稿
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- 投稿日
- 2023-03-31
かつてNHKで1999年放映の連続テレビ小説【すずらん】の舞台となったことで有名な駅です。劇中では、【明日萌駅】として登場し、プラットホームには「あしもい」と記された駅名標も残されています。
立派な駅舎は、この明日萌駅としての撮影セットが残されたもので、普段はこの建物内に入ることが出来ません。
さて、本来の恵比島駅舎は何処にあるかと言うと…駅前広場から駅へ向かって見ると、明日萌駅舎の右側にある待合室の小屋がソレ。かつて国鉄時代に貨物輸送の縮小によって余剰となった「車掌車」が転用された駅舎です。北海道では、このような車掌車の転用駅舎が散見されますが、当駅では前述のNHK連続テレビ小説撮影の舞台背景が「大正時代末期」という時代設定であったこともあり、木造建物っぽい風合いを出す化粧板でもって無骨な鉄板の車掌車の外観が隠されていました。
恵比島駅に列車から降り立つと、このドラマで橋爪功さんが演じた常盤次郎 明日萌駅長の厳格な鉄道員として仕事をこなす姿の映像が、頭の中で蘇ってきます。