「川崎市民っす!」さんからの投稿
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- 投稿日
- 2018-03-24
当駅【石見簗瀬駅】に降り立つと、まず目に入るのは「FRP製 シェルチェア」…駅のベンチとしてはお馴染みの形のベンチですが、三江線のようなローカル線では少し目立つ存在です。プラットホームは島式ですが、片側の線路は剥がされてしまっており、上り・下りの列車が交換出来ない構造となってしまっています。こういったところに三江線の斜陽ぶりが垣間見えます。現在は駅員無配置駅ですが、かつて有人駅だった頃からの駅舎が残っています。その駅舎から外に出て振り返ると、駅舎の壁には「昭和47年7月12日洪水の時の水位」が示され、建物の大部分が水没した経験のある駅舎であることが判ります。他にも三江線沿線の付近の駅には、同様の洪水時水位の表示が掲げられていたりしますよ。よくぞそれから復活したものだ。JR三江線では、沿線に残る伝統芸能「石見神楽」で路線を盛り上げようという『三江線神楽キャンペーン』が実施され、その一環として神楽愛称駅名板が各駅に掲げられています。石見簗瀬駅には【岩戸すてーしょん】という愛称が付けられ、プラットホームにある神楽愛称駅名板を見ると、その演目(岩戸)の解説が記されているんですよ。
