「川崎市民っす!」さんからの投稿
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- 投稿日
- 2019-01-18
かつてはJR信越本線の一部だった【しなの鉄道線】の駅ですが、JR時代には無かった比較的新しい駅です。駅名が示す通り、「信濃国の国分寺」への最寄駅です。そもそも≪国分寺≫とは、西暦700年代中盤の奈良時代当時、聖武天皇が仏教の力で国の平定を目論んだもの。東京の国分寺駅(JR中央線)は知名度が高いですが、全国各地に国分寺は設けられました。国分寺の正式名は『金光明四天王護国之寺』と言い、有名なところでは奈良の大仏のある東大寺ではこの名の彫られた額がありますね。さて、≪信濃国分寺≫は、創建当時の寺院遺構が当駅至近の【信濃国分寺史跡公園】となって残されています。…地形をよく観察してみると、貴重な遺跡の真上をしなの鉄道線が横切っているのがスゴい風景!鉄道建設当時は、ここが国分寺跡地ということに気づかなかったのかな?因みに、国分寺史跡公園から、北方へ直上し、国道18号線を挟んで向こう側に位置するのが現在に後継寺院として残る【信濃国分寺 八日堂】です。後継寺院とは言え、本堂は歴史を感じる古いもの。歴史は深いものの、京都の寺院のような混雑が無い分、じっくり散策が楽しめます。