「川崎市民っす!」さんからの投稿
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- 投稿日
- 2018-08-24
等々力駅の駅舎は、上り線と下り線との線路の間にあり、島式のプラットホームを持つ駅となっています。このことから、駅舎に出入りするためには、入口前にある踏切を渡ることとなります。当駅は、東京都指定名勝≪等々力渓谷≫への最寄駅でもあります。東京23区内唯一の渓谷で、当駅から歩いて1~2分も歩けば矢沢川の流れる渓谷地帯へ降りる階段に辿り着けます。東京都心にも近い都会のオアシスです。駅名にもある「等々力(とどろき)」という地名は、等々力渓谷近くの等々力不動尊境内にある≪不動の滝≫の水音が「轟(とどろ)いた」ことが由来とする説が有力です。因みに、多摩川の川向こうの神奈川県川崎市側にも「等々力」という地名があります。(Jリーグ・川崎フロンターレのホームスタジアムは【川崎市等々力陸上競技場】で、川崎市側の「等々力」に所在します。)これらは、かつて一つだった等々力の地域が、多摩川の洪水や河川改修により分断されてしまった名残です。等々力を分断した川に沿って、のちに都県境が設けられてしまったんですね。